人形修理職人ネットワーク 福田匠庵

人形修理職人ネットワーク 福田匠庵とは

思い出がそれぞれの形をしているように、人形修理もひとつの技能では解決できません。お客様にとって唯一の人形修理に取り組むには、唯一の技を持つ職人が「集まる」必要があります。
職人技術や心は「唯一」のものです。マニュアル等により、均一化されるものではありません。そして、ここ京都には、マニュアルにはできない、豊かな心と伝統技術が連綿と受け継がれています。この町に育った「唯一の技と心」をもつ職人達の集まり。それが福田匠庵です。

人形修理職人ネットワーク
福田匠庵
主宰 福田眞一
青い目の人形、ジェンナーちゃん
当工房への修理のご依頼は、日本人形に関するものがほとんどなのですが、先日、青い目の人形、ジェンナーちゃんの修理をさせて頂く機会がありました。青い目の人形は、1927年、米国人宣教師の提唱で日米親善のために、約1万2千体余りが全国の小学校等に寄贈されました。しかし、その大半は、太平洋戦争中に旧日本軍の命令で廃棄され、現存するのは約3百体だそうです。当工房にやってきたジェンナーちゃんは、そんな貴重な一体なのですが、経年によるひびや破損が多くみられ、頭髪は消耗し、衣服も劣化が進んでいました。

- before -
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当工房の頭師、髪付師、手足師、着付師によって修理が施され、こんな感じに蘇りました。

- after -
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西洋のお人形を、京都の伝統的な技術で修復するというチャレンジだったのですが、日本にやってきた当時の姿に少しでも近づけることができたのではないかと思います。

なお、現在、ジェンナーちゃんは、長崎歴史文化博物館で開催中の、
青い目の人形と長崎瓊子展」に出品されているようです。
お近くの方は、是非ご覧になってみてください。
by fukudashoan | 2007-04-17 17:36 | 修理事例
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