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人形修理職人ネットワーク 福田匠庵

人形修理職人ネットワーク 福田匠庵とは

思い出がそれぞれの形をしているように、人形修理もひとつの技能では解決できません。お客様にとって唯一の人形修理に取り組むには、唯一の技を持つ職人が「集まる」必要があります。
職人技術や心は「唯一」のものです。マニュアル等により、均一化されるものではありません。そして、ここ京都には、マニュアルにはできない、豊かな心と伝統技術が連綿と受け継がれています。この町に育った「唯一の技と心」をもつ職人達の集まり。それが福田匠庵です。

人形修理職人ネットワーク
福田匠庵
主宰 福田眞一
信州、田中本家博物館
3月14日金曜日
(財)田中本家博物館を訪れた。
東京の文化コーディネーター久宗氏にご紹介いただきました。
出迎えていただいた館長の案内で館内を視察した。

「何という事だろう!!完璧な状態で保存されている!!」

現在、雛人形展を開催中である。雛人形と市松人形(抱き人形)に興味が集中するが、家具や食器類等どれも素晴らしい。
館長によると、歴代の田中家の人達は本当に物を大切に扱う。
物だけではない。伝票類、帳簿、写真等すべてが何一つ欠けること無く保存されているのである。食器類と共に保存されているのは、使用された年代と誰をもてなしたか、そして当時のメニューである。

我々の仕事は、修理修復であり、その仕事全く必要としない。
書き尽せない物を大切にする心である。そして世襲されてきた知恵だ。
是非、訪れて欲しい掛け替えの無い日本の文化財です。


主宰代理 河原淳
by fukudashoan | 2008-03-25 17:48 | 修復の旅
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